ボランティアと五輪教育テーマに組織委と学生、活発な意見交換

【ATR Japan=東京】大学での五輪・パラリンピック教育を推進する「連携大学地域巡回フォーラム」の首都圏ブロック大会が5月23日、首都大学東京(東京都八王子市)で開かれた。
「連携大学地域巡回フォーラム」は全国775大学・短期大学と東京五輪・パラリンピック組織委員会の連携事業の一環で、全国9ブロックにわけて行われている。首都圏で行われるのは今回が初めて。この日は首都圏を中心に61の大学・短期大学や地方自治体など、350人が参加した。
この日は「2020年大会に向け大学ができること」や「ボランティア」について、会場から活発な意見が行き交った。参加学生からは「大学院生が小中学生に講義できる体制作りを行うことで、質の高い教育ができる」「ボランティアがただ無責任な”ただ働き”になるのではないか」「五輪開催の日時を初めて見たが、期末試験の時期と重なる。ボランティアをしたい気持ちを大学が阻害するのでは」など、学生らしい意見が出た。
アドバイザーとして参加した競泳元日本代表の伊藤華英さんは、ロンドン大会でのボランティアについて、「プロフェッショナルであると感じた。ボランティアを見かけると安心する。今後の関係向上にも繋がる。良い思い出作りになるようなボランティア体験を」と述べた。さらに、首都大学東京の上野淳学長は「若い学生諸君の、はつらつとした自己主張をインターユニバーシティの場で述べられることは大事なこと。とても嬉しかった」と会を締めくくった。
残る北信越ブロックの開催も来月以降には開催される見通しで、首都圏では7月下旬に2回目の開催が予定されている。 (半田 顕太)