東京五輪追加種目に26団体応募 野球・ソフト、ビリヤードなど=組織委

(記者会見に臨む組織委の森会長(左)と武藤事務総長 平田秀祐撮影)

(ATR Japan)2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会は6月12日、都内で第7回理事会を開き、開催都市が提案できる追加種目の募集に野球や空手など26の国際競技連盟が応募してきたと発表した。採用が有力視されている野球・ソフトボールや採用されれば日本のメダル獲得も期待される空手などが申請をしたほか、ビリヤードやサーフィンなど競技としては聞き慣れない名前の団体も名を挙げた。

東京五輪組織委は、今月22日に開催される追加種目検討会議で、8月上旬に行われる第2段階のヒアリング審査に進む競技連盟を絞り込むとした。そのうえで、IOCから期限とされている9月30日までに種目を決定し提出する。多数の追加競技の応募を受け森喜朗会長は、「スポーツも新しく、大きく変化していく時代に来ている。新しいスポーツがどんどん出てくるその一つの前兆、兆し」と話した。

また、競技の絞り込みについて、武藤敏郎事務総長は、応募の際に各競技連盟が示した国際的な人気度や、競技連盟の体制が整っているか、どの程度歴史があるのか、オリンピックムーブメントはどの程度盛り上がるのか、チケット収入や財政負担についてなどを精査すると説明した。そのうえで、「一定の客観的な考え方と総合判断を組み合わせて絞り込んでいく」と述べ、6月8日にIOC理事会で決定された追加種目の評価項目に準じて選定していくことを示した。

先週、スイスのローザンヌで開かれたIOC理事会での決定事項には、ドーピングへの対処や会場、国際競技連盟(IF)体制の男女比率やコンプライアンスなどがあった。コンプライアンスについては国際サッカー連盟(FIFA)での問題も組織体制としての参考事例としてふまえた上での選定が求められる。東京五輪組織委での議論も大切だが、各競技連盟の取り組み意識も重要になりそうだ。(平田秀祐)