都知事選での東京五輪対策、増田氏は現状把握から、鳥越氏と小池氏は具体策不明

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(東京都知事選挙ポスター 橋本大周 撮影)

(ATR Japan)舛添要一前東京都知事の金銭問題による辞職を受け、東京都知事選が7月31日投開票で行われる。ATR Japan取材班は鳥越俊太郎氏、増田寛也氏、小池百合子氏(届け出順)の三候補に対し、2020年東京五輪・パラリンピック政策について選挙演説時に取材した。

鳥越俊太郎氏(野党統一推薦)は「聞く耳をもって、都民のさまざまな意見を聞く」ことを掲げている。鳥越氏に関する週刊誌記事で揺れた7月20日、ATRは品川駅前での演説後、鳥越氏に五輪対策についての質問を投げかけた。だが、これを含め他の記者の質問に対しては一切の返答をせず、そのまま車に乗り込み会場を後にした。

 新宿駅前で7月19日に行った街頭演説を行った増田寛也氏(自民・公明・こころ推薦)は、大会予算が膨張していることについて「都民の負担を最小限に抑える」と演説後の取材班の取材に答えた。ただ、具体案についての言及は無かった。そのうえで、「大会準備を遅らせることはできないが、まずは予算の全額を明らかにする」とした。

政党推薦の無い小池百合子氏は7月19日、荻窪駅前で選挙演説をした。演説後、東京五輪の政策についてのATRの質問に対し、「ホームページで確認してください」と笑顔で回答した。小池氏の都知事選特設サイトを確認したが、「五輪関連予算・運営の適正化」との記述があるのみだった。

東京五輪パラに関わりのある都職員は新都知事について、「コストを削減しつつ街を整備し、大量生産・大量消費に頼らない新しい社会・経済の発展や人の幸せの在り方を、五輪を通して提示して欲しい」と打ち明けた。そのうえで、「異なる利害を持つ人々を調整・説得し、自身の持つ考えを実行できる能力、リーダーシップが必要」と語った。(橋本大周、佐野圭弥、田村純一朗、大橋友輔、百田紗江子)