「行け!」「気張れ!」  藤井選手の両親らがPV会場で声援  競泳最後のメドレーリレー

(PV会場の最前列で応援する藤井卓郎選手の両親、正實さん(右)と千秋さん(左) 菊澤篤子撮影)

(ATR Japan)8日間のリオ五輪競泳を締めくくる男子400㍍メドレーリレー。「行け!」、「気張れ!」、「ファイト!」。日本代表の3番手で力泳した藤井卓郎選手(31=コナミスポーツ)の地元、大阪府河内長野市のパブリックビューイング(PV)会場では14日午前、両親や同級生らが約250人の市民らと大声援を送った。結果は惜しくも5位。藤井選手は3大会連続のメダルは逃したが、地元の人たちは引退前最後のレースに声を枯らした。

 会場の市民交流センターには、藤井選手の勇姿を一緒に見ようと、朝早くから多くの関係者が集まり、レースの行方を見守った。父親の正實さんは「引退前最後のレースなので悔いなくやってほしい」と緊張ぎみ。

3番手で藤井選手が飛び込み、順位を上げると、会場は最高潮に。「いったれ!」、「勝て!」、「ファイト!」。かけ声と手拍子で、追い上げる藤井選手を後押しした。

日本チームは予選よりもタイムは上げたが、惜しくもメダルは逃した。幼稚園時代から高校までスイミングスクールで藤井選手を指導した大平英一さんは「ご苦労さん。北京五輪から3大会楽しませてもらった。本当にありがとうと言いたい」。両親の目にも涙があふれた。母親の千秋さんは「今まで本当に頑張ったと思う。ゆっくり休んでほしい」と、優しい眼差しで息子をねぎらった。

北京五輪で銅メダル、ロンドン五輪では銀メダルと、日本の競泳界を支えてきた。レース直後のインタビューでは、「全力で泳いだ結果。後輩たちに受け継ぎたい」と話し、涙ぐむアンカーの中村克選手(22)の肩をポンポンと叩いた。(新谷諒真、菊澤篤子、藤田晃樹、福田知世)

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(藤井卓郎選手のレースに熱い声援を送る市民ら 菊澤篤子撮影)