リオでの手応えを糧に東京で金を目指す 卓球男子日本代表

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(銀メダルを獲得し、記者会見に臨む丹羽(左)、吉村(中)、水谷(右) 橋本大周撮影)

(ATR Japan)リオデジャネイロ五輪・卓球男子団体日本代表は18日(現地時間)の決勝戦で中国と対戦し、1-3で敗れた。だが、この種目で史上初のメダルとなる銀メダルを獲得し確かな手ごたえを感じた日本代表選手らは、さらなる高みを目指して2020年東京五輪に向う決意をした。

今大会の個人シングルスで銅メダルを獲得した水谷隼は記者会見で、団体決勝第2ゲームのシングルスで許昕をフルセットの末に破った。水谷は「(ビッグ4称される許昕など中国人選手に)この10年間、一度も勝ったことがなかった。この五輪という最高の舞台の、しかも決勝戦で勝てたということは、これからのことを考えると、メダル以上の価値があったのではないかと思う」と語った。中国代表から1ゲームを制したことは水谷にとって、シングルスの銅や団体の銀以上の価値を見出していた。

 水谷は「技術的、肉体的な部分でまだまだ中国のほうが鍛えられているというのは、試合をしながらも感じる」としながらも、「(王者中国を倒す日は)すごく近いと思う」と自信をのぞかせた。4年後に控える2020年東京五輪での金メダルの可能性についても「今日僕が勝ったことで(可能性は)あるな、と明確に見えてきた気がする」と期待を示した。

また、今大会のシングルス5位の丹羽孝希は、団体決勝第1ゲームのシングルスで、今大会個人シングルスで金メダルを獲得した馬龍にストレートで敗れた。丹羽は「馬龍選手は世界ランキング1位で、他の中国人選手よりもレベルが違う」としながらも、「その選手にこれから少しずつ近づいていこうと思った」と手応えを感じていた。さらに今大会を「今回もしメダルを取れなかったら次の五輪は難しいと思っていた」と振り返り、「また卓球を頑張ろうと思ったし、東京は今大会よりも面白いと思うので絶対に出たい」と4年後に向けて意気込んだ。

今大会が五輪初出場となった吉村真晴は、「最高の舞台だった。小さいころから夢見ていた舞台。自分たちが思っていた、夢を描いていた時の舞台。それと本当に同じで、立てたことが嬉しい。みんなが小さいころに五輪でメダルを取るということを目標にする意味が分かり、だからみんな目指したいんだと感じた」と、自らの夢を実感していた。4年後に向けて「また、選手同士でシングルスの枠をかけて闘いが始まる。少しでも世界ランクを上げて、強くなって4年後の日本でまた一つ大きな花火を打ち上げたい」と次の照準を合わせていた。(橋本大周)

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(記者会見に臨む水谷 橋本大周撮影)

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(記者会見に臨む丹羽 橋本大周撮影)