リオのパラ大会出張費、支払いの見通し立たず

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(ATR)2016年リオデジャネイロ五輪組織委員会から各国パラリンピック委員会(NPC)へ出張補助金が支払われていない問題について、国際パラリンピック委員会(IPC)がこのほど、ATRの取材に対して「リオ五輪組織委には2週間以内に支払って欲しい」との見解を示した。

この補助金はNPCの大会出張費を補うためのもので、組織委はIPCに対して8月末までにすべての参加国に補助金を支払うことを保証している。IPCスポークスマンのクライグ・スペンス氏はATRに対して、「(パラリンピックの財政難の)状況は急速に進展している」としたうえで、「補助金が支払われたとしても、NPCのうちの10数団体はIPCに対して追加の資金提供を求めるだろう」との見方を示した。

先日、ブラジルの裁判所はリオ五輪組織委がその財務状況を開示するまで、公的資金のリオ大会への拠出を禁止する命令を下した。これに関連し、リオ五輪組織委コミュニケーション・ディレクターのマリオ・アンドレダ氏はATRに対し、「パラリンピックをリオ五輪の水準で開催したい。補助金を工面するにはまだ時間的な余裕がある」とし、市の資金拠出の具体的な見通しについては触れなかった。同氏は入場券販売の伸び悩みを認めつつ、五輪後の巻き返しを期待している。

組織委によると、これまでで入場券販売は全体の12%程度にとどまっている。伸び悩む入場券販売とスポンサー不足がパラリンピックの予算不足の主な原因となっている。組織委は「予算の見直しは進行中で、五輪準備中に起きた無駄の削減を検討している」としている。(Aaron Bauer :翻訳編集 佐野圭弥)