IOCバッハ会長「政治的なグループではない」 都知事の提案を拒否

14680533_1134600399968357_6373566621143760771_n

(記者会見に臨むIOCのバッハ会長と組織委の森会長)

(ATR Japan)国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長は10月19日、都内で2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長らとの会談後に記者会見に臨み、競技会場の見直しを協議するIOC、東京都、組織委、日本政府の4者での作業グループについて「誰が仕切るとか、引っ張るというものではなく、政治的グループではない」との見解を述べた。また、小池百合子東京都知事が提案するこれら4者に、国際競技連盟(IF)と国内競技連盟(NF)の2者を加えた6者とし、都が議長として協議を行う提案を否定した。

会場整備の費用削減のため、バッハ会長は18日の小池知事との会談で「4者会合の作業部会を発足させる」ことを提案した。小池知事は、「国民や都民に見える形で、情報公開を徹底した形でやっていただければ」と条件付きでこれに同意した。知事が主導する都政改革本部の五輪・パラリンピック調査チームは、都、国、組織委のトップが方針を協議する調整会議について、相互の関係が不透明であり、会議を牽引する議長の不在を問題視していた。知事はこれを踏まえ、バッハ会長に6者協議と議長の設置を提案したとみられる。

 バッハ会長は「組織委も(作業グループの)設置に合意した。技術的な作業部会であり、様々な数字や異なる予算を提示して協議していく」とした。また、森会長は「大会を成功に導く方向に向かって協力するのは当然のこと。われわれが一致してまとめていく」とした。今後、4者での協力体制の構築がかぎとなる。(橋本大周)