リサイクル金属で五輪メダル制作、持続可能性をアピール=五輪組織委

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(理事会の議事報告をする、組織委の小野日子スポークスマン 橋本大周撮影)
 

 (ATR Japan)2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会は11月9日、不要になった携帯電話などの小型家電などから金属を抽出し、大会メダルに活用する「エコメダルプロジェクト」を推進すると発表した。東京五輪パラへの国民参加を促し、「街づくり・持続可能性」という点で大会の大きな象徴になるという。

 組織委によれば、10年バンクーバー大会のメダルはリサイクル金属製だったが、回収から一括管理によるメダルは2020年東京大会が初となる。国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長は、「持続可能性に関する強いメッセージを世界に向けて届ける」と評価した。

 ただ、課題もある。12年ロンドン大会ではメダル1個に対して、原材料の金属が400グラム必要だった。東京大会ではメダルが全部で5000個分にあたる約2トンの金属が必要になる。価格にして1億1000万円だが、リサイクルでの材料ロスを加味すると、「4倍程度の原材料が必要」という。現段階ではメダルのコンセプトができあがったものの、具体的な製造業者は未定だ。(野中喜天)