小宮山委員長「(リサイクルメダルの)理念が不十分」と懸念 街づくり委員会

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(冒頭挨拶をする小宮山宏委員長 佐野圭弥撮影)

 (ATR Japan)2020東京五輪・パラリンピック組織委員会は15日、大会を通じて循環型社会を目指す委員会を都内で開いた。委員会では、廃棄物から得られる金属、いわゆる「都市鉱山」を活用してメダルを作成する「エコメダルプロジェクト」について議論が交わされた。プロジェクトは組織委が調達からメダル作成まで一括で管理する予定だ。小宮山宏委員長はこれに対し、「理念が不十分」と話し、プロジェクトの方向性に懸念を示した。

 委員からは「メダルをもらった人が誇らしくあることが大事」といった意見や、「趣旨がわからなくて都市鉱山のような汚れたもので作ったメダルをなぜもらわなくてはいけないのかという意見が(アスリートから)出てしまったら企画は台無し」という危惧が持ち上がり、アスリートにも理念を共有して慎重に進めることを要望した。また別の委員は、プロジェクトは日本のようなエコ意識の高い国には理解されるとした上で、「都市鉱山のメダルにどういう価値があるのか他の国にも理解してもらう必要がある。何重にも手を尽くしてほしい」と述べた。

 エコメダルプロジェクトは今後、国民参画やリサイクルの観点から具体論を考え、来春から具体的なスタートを始めるという。(布原弘基)