横浜で「パラリンピックはできない」と森会長、五輪バレー会場問題で 

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(会見に臨む組織委の森喜朗会長(左)とIOCのジョン・コーツ副会長副会長(右) 佐野圭弥撮影)

(ATR Japan)国際オリンピック委員会(IOC)調整委員会の会議が2日、都内で開催され、2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長やIOCのジョン・コーツ副会長らが合同記者会見に臨んだ。会議では東京大会での予算や会場の準備について1日から2日間にわたって報告、議論が交わされた。

 有明アリーナと横浜アリーナとで開催地決定の結論が先送りされているバレーボール会場問題で、横浜市が出した前向きな見解を受け、森会長は「JPC(日本パラリンピック委員会)、IPC(国際パラリンピック委員会)のことはまったく対象に入っていなかった」と話し、「(横浜アリーナで)パラリンピックはできない」と持論を述べた。

 パラリンピックでの横浜アリーナ開催条件について、森会長は「私が指摘することは小池百合子都知事に対して失礼だ」と言及を控えた。一方で、コーツ副会長は「(レガシーという観点で考えると)有明のほうがいいという議論は強い」と説明した。

 また、今年の8月3日(現地時間)、リオデジャネイロ市内で行われたIOC総会での記者会見で森会長は、舛添要一前東京都知事と遠藤利明前五輪担当大臣が東京大会準備の旗振り役から外れた影響を問われたことに対して「愚問」と断言した。しかし、この日の会見で森会長は、責任の所在が不明確となっている現大会準備体制について、「遠藤大臣、舛添知事がこの協議をスタートしていたが、知事選挙によって中断してしまった。それから、知事の交代に伴う様々なことから今日までそのままになってしまった」と前言をひるがえした。(田村純一朗)