アルペンスキー、湯浅・石井 平昌五輪の回転・大回転で好成績を残せるか

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(ATR Japan) 平昌オリンピックの競技の一つであるアルペンスキーは、旗門によって規定されたコースを滑り、その所要タイムの優劣が競われる。また採点において旗門不通過は失格となり、種目別に細かいルールが規定されている。アルペンスキーの種目は、ハイスピードで競われる滑降(ダウンヒル)や滑降同様にハイスピードで斜面を滑り降りながら大中のカーブを曲がるスーパー大回転(スーパーG)、細かいカーブを素早く完璧に曲がり、スピードと技術が求められる回転(スラローム)等がある。選手のダイナミックでハイスピードな滑走や難易度の高いテクニックが見所である。
 日本選手のアルペンスキーでの活躍は、2006年トリノオリンピック・アルペン男子回転で7位入賞を果たした湯浅直樹(34=スポーツアルペンスキークラブ)や2005-2006年シーズンFISワールドカップ男子回転で2位等様々な好成績を残している佐々木明(37=チームエムシ)、2006年トリノオリンピック・アルペン男子回転で4位入賞を果たした皆川賢太郎(41=スポーツビズ)などを多数挙げられる。
今回の平昌オリンピック男子アルペンスキーでは、湯浅と今大会初出場となる石井智也(28=ゴールドウイン)が日本代表として出場予定だ。湯浅は冬季オリンピック2大会連続出場で3度目のオリンピック代表となる。また、ヨーロッパカップのアルペン回転で優勝3回、2位4回、3位1回等様々な成績を持つ実力者であるため、今大会でも好成績が期待されている。一方石井は14、15年度全日本の大回転を連覇し、怪我に悩まされながらも拠点をオーストリアのインスブルックに置き、日本とは異なる硬いバーンで練習を重ねた。そこでハングリー精神溢れる海外勢と切磋琢磨し技術を磨き、今季男子大回転で最速タイムをたたき出し、平昌オリンピック出場権を手に入れた。さらに同種目での日本人選手の五輪出場は3大会ぶりとなるため、期待が高まっている。(藤岡桃香)

湯浅直樹(ゆあさ・なおき)
1983年4月24日生まれ(34歳)。北海道札幌市出身。北海道東海大学卒業。
2006年のトリノ五輪の回転競技で7位入賞。日本アルペンスキー勢では50年ぶりの入賞を果たした。
2009年フランスで行われた世界選手権を大回転競技では、予選から勝ち上がった選手の中で唯一トップ30に入る成績を残す。
2010バンクーバー五輪の代表選考には漏れるも、翌年のFISワールドカップ男子回転第8戦では自己最高の5位入賞を果たした。
2013年-2014年シーズンのFISワールドカップ第4戦では4位入賞、念願の第1シード入りを果たした。
今大会ではアルペンスキー男子回転に出場予定。

石井智也(いしい・ともや)
1989年5月23日生まれ(現28歳)。北海道歌志内市出身。北海道東海大学卒業。
2005年に全国中学スキー大回転で優勝し、2008年には世界ジュニア選手権の回転で3位に入り、日本男子として3人目の表彰台に立った。
バンクーバー、ソチ五輪共に代表選考からは漏れるも、2014、2015年と全日本選手権を連覇。
五輪は初出場の今大会はアルペンスキー男子大回転に出場予定。