モーグル男子、堀島 日本人男子初のメダルなるか

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(ATR Japan)数年前から期待されていた若手のホープ堀島行真(20=中京大学)が平昌でメダルに挑戦する。2015年−2016年シーズンでは、ワールドカップで3位の好成績を収め、ル-キ-オブザイヤ-に選出された。2016年—2017年シーズンで、アジア冬季競技大会モーグルの2種目で優勝を果たした。その後のフリースタイルスキー&スノーボード世界選手権においても優勝を果たし、今季2冠を達成し調子を上げてきている。9日から始まる平昌五輪での日本人男子初の金メダル獲得に期待がかかる。
 モーグルは、至る所にコブが存在する急斜面を滑り降り、2箇所に設置されたエア台でエアを行う。そのターン、エアにスピードを加えた合計得点によって勝敗が決まる。
 採点は、1本のランにつき、ターン60pt、エア20pt、スピード20ptの100pt満点。採点は、5人審判制と7人制で行われており、エア1人、スピード1人、ターン1人、総合1人。7人制の場合は、エア2人、スピード1人、ターン4人で採点される。ターンの採点基準は、スタートからゴールまで最短距離で走る、一本の綺麗な軌道を作る、上半身が前方を向いていて左右対称であるなどである。エアの採点基準は、フォームとランディン、高さと距離、滑らかさの3点からなる。エアの種類としては、宙返り、側転、水平回転、ひねりを加えた回転などがあり質の高さで得点がつけられる。スピードの採点基準は、選手がスターティングゲートを出てからフィニッシュラインを越えるまで計測される。女子は、8.8m/秒、男子10.3m/秒のペーススピード基準とコースの長さから、各コースのペースタイムを算出する。
 一見、華やかなエアに注目が集まるが、得点の60%がターンによるものであるため滑りの上手さが高得点へとつながる。また、モーグルの華であるエアは近年難易度が高くなってきており、華やかさを求めて高得点を狙う選手と確実に得点を取りに行く選手に分かれてきている。このようなレース展開に応じた駆け引きにも注目だ。
 日本人モーグル選手の過去の五輪成績は、遠藤尚(27=忍建設)のバンクーバー五輪、7位という成績が最高であるため、平昌五輪では、堀島に日本人男子初、金メダルの期待が寄せられる。 (石井洋介)

堀島行真(ほりしま・いくま)
1997年12月11日生まれ(20歳)。岐阜県池田町出身。身長170㎝、体重66㎏ 中京大学所属。2017年世界選手権、札幌冬季アジア大会ではモーグル、デュアルモーグルの2種目で2冠を達成。中京大学スポーツ科学部に所属する大学2年生。