フィギュア男子シングル、羽生・宇野でW表彰台なるか

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(ATR Japan)16日からついにフィギュアスケート男子シングルが行われる。日本は現在世界ランキング1位の羽生結弦(23=ANA)、同2位の宇野昌磨(20=トヨタ自動車)、同15位田中刑事選手(23=倉敷芸術科学大学)が出場する。今回の見どころは金メダル候補と言われる羽生、宇野の両選手だ。羽生は昨年11月に右足関節外側靱帯損傷を負ったため、NHK杯、日本選手権などの大会を欠場した。そして9日から始まる平昌オリンピック団体戦も回避することが決まっている。そのため16日から始まる男子シングルショートプログラム(SP)が自身3か月ぶりの実戦復帰の舞台となる。故障の原因となった大技4回転ルッツは跳ばないことを羽生のコーチであるブライアン・オーサー氏がすでに明言しているが、4回転ループ、サルコー、トーループの3種類は跳ぶとみられる。男子シングル66年ぶりとなるオリンピック連覇がかかるだけにどこまで自分の実力を発揮できるかに注目が集まる。オリンピック初出場となる宇野は昨年9月に行われたロンバルディアトロフィーで今シーズン世界最高得点となる319.84点をマークしたのを皮切りに昨年12月に行われた日本選手権では2連覇、先月行われた四大陸選手権でもトップと3点差の準優勝と本番へ万全の状態だ。宇野は4回転ループ、フリップ、トーループの3種類4本の4回転ジャンプを組み込むプログラムで世界一へ挑む。
 採点は技術面が問われるトータル・エレメンツ・スコア(TES)と芸術面が問われるプログラム・コンポーネンツ・スコア(PCS)の合計点になる。技の種類はジャンプ、スピン、ステップ、コレオシークエンスの4つ。TESは難度に応じた基礎点とその技の出来映え点(GOE)の合計点となる。また、ジャンプによる転倒はマイナス1点のみであるため、多くの選手は決められたジャンプ数の中で基礎点の一番高い4回転ジャンプに挑戦する。PCSの評価には芸術性の5つの視点ー(1)スケーティング技術(2)技と技のつなぎ(3)演技(4)振付け(5)音楽解釈ーがある。そしてこれらの得点方式に基づき、ショートプログラム(SP)とフリースケーティング(FS)の合計点によって、結果が決まる。羽生、宇野の金メダル争いに注目するとともに、日本人のW表彰台に期待がかかる。(吉﨑良太)

羽生結弦(はにゅう・ゆづる)
1994年12月7日 (23歳) 宮城県仙台市泉区出身 172cm 全日本空輸(ANA)所属
世界歴代最高得点保持者(330.43点)
ショートプログラム使用曲:バラード第1番ト短調
フリースケーティング使用曲:映画「陰陽師」より「SEIMEI」
2014年ソチオリンピック金メダリスト
現在世界ランキング1位
世界初の4回転ループ成功者

宇野昌磨(うの・しょうま)
1997年12月17日(20歳)愛知県名古屋市出身 159cm トヨタ自動車所属
今シーズン世界最高得点保持者(319.84点)
ショートプログラム使用曲:四季 協奏曲第4番 「冬」
フリースケーティング使用曲: 歌劇『トゥーランドット』より誰も寝てはならぬ
現在世界ランキング2位
世界初の4回転フリップ成功者