竹田JOC会長を「アフリカ票獲得で賄賂の疑い」で仏司法当局が捜査

(竹田恒和JOC会長 ATR資料写真)

(ATR Japan)フランス司法当局は1月11日、ATRの取材に対して2020年の東京五輪・パラリンピックの招致活動で日本オリンピック委員会(JOC)の竹田恒和会長(71)が「アフリカの票を獲得するために、賄賂を支払った疑いがある」と贈賄容疑で捜査していることを明らかにした。一方、竹田氏は同日、「招致委員会は、ブラックタイディングス社とのコンサルタント契約に基づき正当な対価を支払ったものであり、贈賄にあたるような不正なことは何も行っていない」とのコメントを出した。
 また、国際オリンピック委員会(IOC)の広報担当者はATRの取材に対して、「(この件について)IOC倫理委員会が状況を監視し続け、今日に至っている。仏司法当局と密接に連絡を取り合っている」と明らかにした。2020年大会招致以外にも2016年大会招致に関わる贈収賄について仏司法当局が捜査している。2016年大会では、招致を巡る贈賄容疑でIOCのカルロス・ヌズマン委員が2017年、ブラジル司法当局に逮捕された。ブラジル当局はATRの取材に対して、仏司法当局に今回の贈賄疑惑について協力していると述べた。
 竹田氏はJOC会長以外にも、IOCマーケティング委員会の委員長や国内オリンピック委員会連合(ANOC)執行委員会の委員も兼務する。同氏は1月19日にスイス・ローザンヌのIOC本部で開かれるマーケティング委員会に出席する予定だ。(ATR Japan編集部)