森会長「文句ではない」と釈明、代表選手への国歌斉唱発言で

(冒頭挨拶をする森喜朗組織委会長  佐野圭弥撮影)

(ATR Japan)2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長は6月7日、国内競技団体協議会で、3日に行われたリオ五輪結団式での国歌斉唱に関する自身の苦言をめぐり、「お願いをしただけ。決して文句や注文ではない」と釈明した。

森会長は結団式の来賓あいさつの中で、「どうしてみんなそろって国家を歌わないのか。国家を歌わない選手は日本の代表ではない」などと、国歌を斉唱しなかった代表選手らに苦言を呈した。しかし、この場では「国歌斉唱」ではなく、「国歌独唱」とアナウンスされていた。

この発言を受けて、日本体操協会の渡辺守成専務理事は7日、「お叱りを受けたことはたいへん不名誉」と述べ、森会長に発言の趣旨を説明するよう求めた。

森会長は、自身への案内状には国歌斉唱と記載されており、当日独唱へ変更されていたと説明した。そのうえで、「叱る意はなかった。(選手らの国歌斉唱を定めた)行動規範に則ってお願いをしたつもりだ」と釈明した。

日本オリンピック委員会(JOC)の平岡英介専務理事は、「斉唱から独唱へ変更された経緯は未確認であるが、本来は斉唱でありそのように選手への指導も行っている」と話し、今後については「国歌斉唱を徹底したい」との考えを示した。(宮城奈々)