室伏選手「スポーツに貢献できるように頑張りたい」、引退報告で

(対談する鈴木大地スポーツ庁長官(左)と室伏広治氏(右) 平田秀祐撮影)

(ATR Japan)陸上男子ハンマー投げの室伏広治氏が7月8日、都内のスポーツ庁を訪れ、鈴木大地長官に現役の引退を伝えるとともに、「今後は第一線を退きますけど、いろんなスポーツに貢献できるように頑張りたい」と今後の抱負を語った。

室伏氏は男子ハンマー投げで04年アテネ五輪金メダル、12年ロンドン五輪銅メダルを獲得し、日本選手権では1995年から2014年にかけて20連覇を成し遂げた。だが、この2年間のブランクを経て6月24日に出場した日本選手権での記録は64メートル74で、結果は12位だった。21度目の優勝を成し遂げることはできず、リオデジャネイロ五輪の代表を逃し、「体力の限界」と現役の引退を表明していた。

 室伏氏は、2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会理事で、大会における競技運営計画の責任者であるスポーツディレクターに任命されている。また、国際オリンピック委員会の選手委員にも立候補しており、鈴木長官は「メダリストがさらに輝くのは引退してからの生き方だと思う。後輩の指導も含めて普及やいろいろなプロモーションをお願いしたい」と今後の幅広い活躍に期待を寄せた。(横尾和哉)