「お手盛りでない検証を」と下村文科相、新国立競技場問題で

(ATR Japan) 下村博文文部科学大臣は7月24日の定例記者会見で、白紙に戻った新国立競技場の建設問題について、文科省内に整備計画検証委員会を設置し、デザイン選考の時期から今日に至るまで、デザインや総工費、責任の所在などの問題について検証し、9月中旬までに中間報告を取りまとめると表明した。そのうえで、「お手盛りでない検証をお願いしたい」と述べた。

検証委は法曹やアスリート、建築関係者やメディア関係者など幅広い分野からの5人から10人程度の第三者で構成される予定。下村氏は「全て了解が得られた時点でスタートしたい」とし、文科省としても情報提供などで協力する意向も示した。

舛添東京都知事が23日、自身のツイッターでこの建設問題について、「担当役員の処分が出来なければ、大臣が辞任すべき」と下村氏らの責任問題を指摘した。これについて下村氏は、「検証委員会で議論されると思うので、それも含めて政府として適切に対処したい」と述べ、自身の責任問題についての直接の言及を避けた。

また、きょうは2020年東京五輪パラリンピック開幕までちょうど後5年にあたる。これについて、「あらゆる形で、日本全体を活性化していく。そういうきっかけとしてもオリンピック・パラリンピックに向けた対応をしていきたい」と抱負を述べた。(竹ヶ原貴一)