小池都知事と丸川五輪相の不仲、森会長が「話し合えばわかる」とけん制

(会談後、記者団の質問に答える組織委の森会長 平田秀祐撮影)

(ATR Japan)リオデジャネイロから帰国した2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長は8月9日、小池百合子東京都知事と丸川珠代五輪担当大臣との3者で会談した。森会長は「小池さんにしても丸川さんにしても昔の政治家であった時の森商事の社員さんであった。何も初対面じゃないですから話し合えばすぐわかる」と不仲がささやかれる丸川氏と小池氏をけん制した。

都知事選では丸川氏が小池氏について「スタンドプレーばかりうまい人」などと批判した。この日も丸川氏は小池氏と短い言葉を交わすにとどまった。丸川氏は「(小池知事がリオ五輪閉会式から)お帰りになられてからでも、お互い現場を見てから話ができるのもいいかと思います」と話した。

 東京都と組織委、国の3者間で、2020年東京五輪関連予算が当初の3倍以上の約2兆円に膨れ上がる可能性をめぐる費用負担が問題視されている。小池都知事は五輪調査チームを設置して、利権の追及や五輪関連予算の切り込みに強い意欲を示している。

こうした事態を招いた責任者の一人である森会長の対立が懸念されていた。だが、森会長は会談内容について「だいたい意見の合うことばかりであった」とし、予算の削減を含め、協調して東京五輪の準備を進めていく方針を示した。(横尾和哉)

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(会談後、記者団の質問に答える丸川五輪相 平田秀祐撮影)