「あまり楽しい気分ではない」と都知事、新国立競技場の計画見直しで

(ATR Japan) 舛添要一都知事は7月17日午後、都庁で開かれた定例記者会見で、政府が同日に2020年東京五輪パラリンピックのメーン会場となる新国立競技場の建設計画を見直す方針を表明したことに関して、「オールジャパンで結束するための大きなつまづきになった」とし、都としての対応は「どういう計画の変更をするか聞いてから考える」と述べた。

6月29日に正式決定した計画を政府が覆したことについて、知事は「本来こういう議論は、1年ないし1年半前にあってしかるべき話ではないか」との見方を示した。また、5月18日に下村博文・文部科学大臣から都への建設費用の一部負担要請の時期が遅かったことも批判した。

知事は7月15日に「ラグビーワールドカップ2019キックオフミーティング」に参加した。その2日後に2019年ラグビーW杯の会場になる予定の新国立競技場の完工困難が判明したことについて、「2日前のキックオフイベントとはなんだったんだ。全部気配りをしてやらないと。こんな朝令暮改をやるなって言いたい」と不快感をあらわにした。

今後の新国立競技場の対策について、知事は「あくまで国が決めることなので、私はとにかく東京の知事としてできるだけの協力はしたい」と述べた。一方で、7月24日に国際オリンピック委員会(IOC)のジョン・コーツ副会長らを招いて開催する五輪関連イベント「東京2020エンブレム発表会」について、「どうやってこれを盛り上げるのか」と呆れた表情を見せた。(橋本大周)