新国立のデザイン・コンペ「十分なコストの議論が行われなかった」と下村文科相

(ATR Japan) 下村博文文部科学大臣は7月17日の定例記者会見で、新国立競技場の膨張した整備費の一因とされるデザイン選定コンペに関して、「十分なコストの議論が行われなかった」との見解を示した。コンペの審査委員長を務めた建築家の安藤忠雄氏は16日の会見で、「アイデアのコンペなんです。(コストに関しては)徹底的な議論にはなっていないと思います」と発言した。

整備費膨張の責任の所在について、下村文科相は「きちんと私自身も(責任の所在を)検証して、記者会見などでも報告したい」との考えを示した。また、その結果として、誰かが責任をとることになるとの見方を示した。

また、下村文科相は会見で、東京五輪パラに向けて実施される文化プログラムについて、文化庁内に実行チームを設置し、来年の10月から五輪閉幕までの4年間で20万件の文化イベントの実施し、5000万人の参加を目指す基本計画を発表した。下村氏は「社会総がかりで 2020年度以降の文化芸術立国を目指していきたい」と抱負を述べた。(横尾和哉)