遠藤五輪相 エンブレム問題「心からおわびを申し上げたい」

遠藤利明五輪・パラリンピック担当大臣は9月4日、閣議後の会見で、2020年東京五輪パラリンピックのエンブレムの取り消しについて、「オリンピック・パラリンピックを担当する大臣として、国民の皆様に心からおわびを申し上げたい」と謝罪した。

新しいエンブレムの今後の選定について、「政府がこうしろ、ということはできない」と述べた。ただ、透明性の担保という点から「しっかり組織委員会と連携」をしていくことを示した。選考過程について遠藤大臣は「選考委員はどうするのか。国民の皆さんの意見をどう反映させるのか。専門家とは違う国民的な感覚でものを見る人が必要なのか、検討しなければならない」と述べた。

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(会見に臨む下村文科相 横尾和哉撮影)

また、一部報道で10月に新設されるスポーツ庁の初代長官に順天堂大教授で日本水泳連盟会長を務める鈴木大地氏(48)が就任することで、政府が最終調整に入ったことが報じられた。これについて、遠藤大臣は正式決定はされていないとしたうえで、鈴木氏について「人望のある方、スポーツマンとして立派な方だと聞いている。国民の皆様にスポーツ界のシンボルだと思われる方だ」と述べた。一方、スポーツ庁を外局として設置する文部科学省の下村博文文部科学大臣は、9月4日の定例記者会見で「現時点では人事は全く決まっていません」と明言することを避けた。

スポーツ庁の長官候補にはほかに、日本バスケット協会の会長として改革を担った川淵三郎氏(78)や、1984年のロサンゼルスオリンピック柔道男子で金メダルを獲得した山下泰裕氏(58)らの名前が取りざたされていた。(平田秀祐、横尾和哉)