東京五輪の研修「ボランティア・ジャーニー」はじまる

(ATR Japan)東京2020組織委員会は2月9日、東京スポーツスクエア(千代田区)でフィールドキャスト(大会ボランティア)オリエンテーションを開催し、初日は約350人が参加した。東京オリンピック・パラリンピック競技大会への「ボランティア・ジャーニー」(ボランティアの旅)が始まった。

このオリエンテーションは、大会ボランティアへの参加意欲の確認や、組織委や参加者同士のコミュニケーションを図ることを目的とし、説明会とグループアクティビティ、さらに面談員と参加者2人ずつの10分間の面談が行われた。面談では、これまでのボランティア経験や参加を志望したきっかけ、活動を通して実現したいことなどが聞かれた。

会場内には、パラスポーツで使用する車いすに乗れるコーナーや選手へ向けて寄せ書きをするコーナーも用意されており、参加者は楽しんでいた。 組織委広報局職員で競泳のオリンピアンである伊藤華英氏は説明会で、「ボランティアの人に笑顔で声をかけてもらえるだけで、いつも一緒にいるコーチやスタッフとは違う安心感があった」と自らの経験を話し、「アスリートのパフォーマンスの一部になれるように、笑顔で頑張っていきましょう」と挨拶した。 組織委の担当者は「不安よりも、絶対にボランティアをやりたいという強い言葉が聞かれた」と振り返った。

オリエンテーションの受付を一番に済ませた60代の男性は、「早く参加したくて、今朝大阪から来た。スタッフの方も明るい笑顔が印象的でした」とコメントした。東京五輪の開催決定した時から参加を決めていたという女性は、6人の班に分かれて行われたグループアクティビティについて、「大人しそうだと思っていた人が活発に意見を出していたりして、印象が変わって仲も深まった」と内容に満足していた。

オリエンテーションは5月下旬まで同会場で行われ、4月からは全国11会場でも順次開催される。その後、応募フォームの記載情報や面談の内容を踏まえてマッチング作業を行い、9月頃にその結果が通知される。(大海雪乃) (ボランティア受付の風景 上野正人撮影)