世界規模のイベントで「若者の参画」を当たり前に オリンピック関連の学生団体おりがみの報告会開催

(今後の活動方針を説明する 学生団体おりがみ代表の都築則彦さん 大海雪乃撮影)

(ATR Japan)オリンピック関連の「学生団体おりがみ2018年度報告会」が3月17日、ワイム仮会議室お茶の水(千代田区)で開かれた。同団体は5年前に創立し、東京2020で「若者のオリンピック・パラリンピックへの参画」を実現するために、現在37大学169人の学生が活動している。このイベントには、過去にイベントに参加したことのある高校生や大学生のほか、東京2020スポンサー企業などの約70人が訪れた。

研究開発チームの報告では、「環境」「福祉」「国際」「スポーツ」「教育」「文化」に6つに分かれ、それぞれ取り組みのきっかけとなるエピソードや課題と、実現させたい企画について語った。 「国際チーム」の武本栄里さんは、日本国籍でありながら韓国にルーツを持っていることで「周りとの違いに、コンプレックスを抱えていた」と話し、個々人の違いを認め、世界中の人々が一つになる瞬間を作り出すための「模擬開会式」を提案した。オリンピックの閉会式は、各国の選手が入り混じって入場するシーンから着想を得たものだ。

他にも、日本人と外国人労働者をつなぐ「ボーダレススポーツクラブの設立」や、聖火リレーを夜も楽しむための「キャンドルナイト」などのアイデアが出され、プレゼンターは笑いを誘って会場を和ませながらも、力強く語り、来場者に応援・協力を求めた。

さらに、「若者が繋ぐ!オリンピックと万博」と題し、関西万博若者実行委員会WAKAZO名誉顧問の塩田悠人さんら3人が登壇して、パネルディスカッションも行われた。その中で、同代表の都築則彦さんは「メガイベントに学生が参画できるスタンダードを東京2020でつくり、万博へとつなげていきたい」と話した。

NPO法人として、同団体と一緒に活動したことのある60代の女性は、「学生達の熱気に圧倒された。大人も頑張らなければと思った」と振り返る。今後も「東京2020に関わりたいけど、何をすればいいのか分からない人」の受け皿になれるような活動を、学生らしいスピード感で取り組んでいく。(大海雪乃)