スポーツ庁が発足 鈴木長官「社会の有益になるように」

(ATR Japan)国のスポーツに関する施策を総合的に推進するスポーツ庁が10月1日、発足した。初代長官にソウル五輪競泳男子100メートル背泳ぎの金メダリスト、鈴木大地氏が就任した。鈴木長官は就任会見にのぞみ、「自身の経験を生かしながら、スポーツ庁が社会に有益になるようにしていきたい」と意気込みを語った。

文部科学省の外局として発足したスポーツ庁は、廃止された文部科学省スポーツ・青少年局を母体とする。各省にまたがるスポーツ関連事業を一元化し、スポーツ行政を総合的に取り組む。鈴木長官は「スポーツ庁は、スポーツ関係者の長年の夢であった」とし、国際競技力の向上、国民の健康増進、障害者スポーツの振興などを柱に、施策に取り組む姿勢を示した。また、「スポーツ庁ができて良かったと言われるような存在にしたい」と話した。

さらに、新国立競技場をめぐる一連の問題に関して、「残念だ。見通し、先の読み方が欠けていたのではないか」との見方を示した。さらに、2020年東京五輪・パラリンピックを控える中で、「(スポーツ庁の発足によって)新しい流れで全てのオリンピック・パラリンピック関係について進んでいくと信じている。大事なのは、関係者との話し合いだと思っている」と述べた。(橋本大周)