IOCコーツ副会長、大会準備状況に評価 「満足いく内容」

(ATR Japan)2020東京五輪・パラリンピック組織委員会は10月14日、国際オリンピック委員会(IOC)と大会準備の進捗状況を確認する第4回IOCプロジェクトレビューに関する記者会見を開いた。会見に臨んだIOCのジョン・コーツ副会長は、選手村やマーケティングなどについて、「満足いく内容」と総括した。また、組織委が追加提案した5競技18種目はバランスが取れていると評価し、これをパッケージとして検討していくとした。

追加種目は、来年3月のIOCのプロジェクト委員会、6月のIOC理事会を経た後、8月にリオデジャネイロで行われるIOC総会で正式に採択される見通しだ。スカッシュなど落選競技について選定プロセスが不透明と指摘された。これについて「透明性は担保されていた」と答えた。また、プロ野球巨人軍の福田聡志投手が野球賭博に関わっていた問題については、「賭博はいけない」としつつも、この問題が追加種目の選定に影響はしないとの考えを示した。

新国立競技場の建設費高騰問題について、文部科学省の検証委員会が9月24日に公表した報告書で、「トップ・ヘビーの体制で実質的な意思決定が行われていた」「意思決定の硬直性を招いた」などと組織委の森喜朗会長を含む有識者会議の問題が指摘された。これに対し森氏は、「有識者会議に権限は何もありません。(新国立競技場は)国の責任においてやるべきこと」とその責任を否定した。(平田秀祐)