新エンブレムの最終候補、4作品を選定 市民の声取り入れ4月までに最終決定へ

(ATR Japan)2020年東京五輪・パラリンピックの新エンブレム審査が1月7日から9日にかけての3日間行われ、最終候補の4作品が選ばれた。また、商標調査で類似したデザインが見つかった場合の対応策として、次点4作品を選出した。エンブレム委員会は昨年末から、1万4599件の応募作品を4回にわたり形式要件とデザインチェックで64件にまで絞り込み、今回の本審査に至った。

デザイン委の宮田亮平委員長は「体力的には疲れましたが、精神的には非常に高揚しております」と3日間におよんだ審査の達成感をにじませた。前回の佐野研二郎氏による旧エンブレム案は原案から二度修正されていたことが発覚した。今回の選定について宮田氏は「(自分も)芸術家の一人として自分の作品をいじくられるのは、不愉快ですから」と候補作品に一切の修正を入れない方針を示した。

4候補作品は1月の中旬から3カ月と計約8000万円の費用をかけて国内・国際商標調査を実施する。宮田委員長はこれに関し「カネはかかります、対価価値としては十分成り立つ」と述べた。組織委は商標調査後の候補作品をホームページで公表する予定で、一般からの意見を募り、新エンブレムの最終審査に反映させる方針だ。これらを経て、新エンブレムは4月までには選定される見通しだ。(海野善之)