A案『組市松紋』に決定 2020年東京五輪パラの新エンブレム

(新エンブレムを発表する宮田委員長(左)、デザイナーの野老氏(中央)、武藤事務総長(右) 丸山歩撮影)

(ATR Japan)2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会は25日、エンブレム発表会を開催し、2020年東京大会の新エンブレムに最終候補作品のA案である「組市松紋」に決定したと発表した。

エンブレム委員会の宮田亮平委員長は「多くの方から愛され、ときめきを共有し、世界へ発信できる」と話した。また作者の東京都在住のデザイナー、野老朝雄(ところ・あさお)氏は「ほんのついさっき知ることになった。頭がまっしろです」と述べたうえで、「わが子のような作品」と評した。組織委の武藤敏郎事務総長は「まずは2016年リオ五輪・パラリンピックに向けたブランド戦略の検討から始める」と今後の方針を示した。

 同日開催されたエンブレム委では、国民から得た意見も踏まえ、メンバー全21名による投票を実施した。A案「組市松紋」が一回目の投票で過半数を占める13票を獲得し、理事会での承認を経て最終決定した。エンブレムを巡って昨年9月、盗作疑惑が持ち上がった前作品を取り下げる混乱があり、新たにエンブレム委を発足させ、「参画」と「透明」の2点をポイントとして議論を重ねてきた。(宮城奈々)