東京五輪の追加5競技 国際オリンピック委員会(IOC)が支持

(ATR Japan)国際オリンピック委員会(IOC)は現地時間1日、スイスのローザンヌで理事会を開き、2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会が提案した5競技18種目の追加種目のパッケージを支持した。組織委が提案した競技は空手、スケートボーディング、スポーツクライミング、サーフィン、野球・ソフトボールで、8月にリオデジャネイロで行われるIOC総会での投票で最終的な決定となる。

IOCのジョン・コーツ副会長は、ATRの取材に対して、この合意について、「理事らはその(パッケージの)メリットを理解したと思う。野球・ソフトボール、空手などの日本にとって重要な競技の組み合わせは斬新で、若者が五輪に参画する良い機会だ」と述べた。

 組織委の森喜朗会長は、ローザンヌで記者団に対し「大変良い結果」であると話し、報道発表で、「提案はオリンピック・アジェンダ2020の方向に大変沿っていると、IOC理事会の中でも評価されました」と報告した。追加種目では、474選手が18の種目で競うことになる。また、IOCスポーツディレクターのキット・マックコネル氏は追加種目について「男子女子ともにチーム数が等しく、男女の平等を促す」と評価した。

ただ、森会長は野球・ソフトボールの追加について、未解決の米メジャーリーグ(MLB)の最高レベルの選手の五輪参加問題に懸念を示した。追加種目は、組織委がパッケージとして2015年9月、「若者へのアピール」「国民機運の向上」「公正で開かれた選考プロセス」をもとに選定し、IOCに提案した。

コーツIOC副会長は「組織委員会に種目競技の選択する機会を与えることは、アジェンダ2020オリンピック憲章の改革の中で最も重要なものの一つであった」と述べ、「それ(実施種目の追加)は若者や新たなスポーツとIOCとの関わりを持たせ、私たちの柔軟性を示す良い機会であっただろう」と話した。(ATR)